2013年1月6日

あめブロは、http://blog.amebulo.com へ移動しました。古いサイトurlのサーチやブックマークでこちらのサイトへ来た方は、http://blog.amebulo.com にブックマークを変えていただくようお願いします。今までの全てのアーカイブと新しいエントリーが閲覧できます。

2013年1月2日

醤油液に一晩漬けた七面鳥のロースト

マイルドな味を好みがちが日本人にとって、七面鳥は少々手強い相手です。英語で gamy(ゲイミー) という表現がされるのですが、肉に独特の野生っぽい臭みがあるのです。慣れてしまえばそれほど気になるものでもないのですが、私も初めて七面鳥を食べた時には臭いなと思いました。

アメリカ原産の大きい鳥ということで、サンクスギビングやクリスマス等の沢山の人が集る席では調理される事がよくあります。一羽丸ごと食卓にデーンと出てくれば見栄えはするし、大きさにもよりますが10人ぐらいには軽く行き渡るからです。

それだけ大きな鳥だと、ローストするのにも最低3時間はかかり、やり方が悪ければ、オーブンに入っている間に肉がパサパサになってしまいます。臭い上にパサパサでは、食べられたものではありません。

先日のサンクスギビングに一晩醤油液に漬けた七面鳥の胸(あばら骨はそのままだけれど、手足が除かれているもの)をローストした所、ジューシーでとても美味しく出来ました。食が細くて文句の多い息子も美味しいといってガツガツ食べました。

余りに好評だったので、今度は手足がついたまま一羽丸ごとローストしました。使ったのはガストロノミーというサイトに載っていたレシピを元にしてあります。

七面鳥を美味しく丸ごとローストするためには、塩水に一晩漬けておくのが一番効果的だそうで、このレシピはそれに醤油を加えた物です。七面鳥と漬け込み液が入るくらい大きくて丈夫なビニールの袋を近所のグロサリーストアで見つけるのが少々面倒くさかったのですが、作る価値のある美味しい七面鳥ローストです。

七面鳥をまるごと一匹入手するのが容易なアメリカでなければ出来ないレシピだと思うので、以下の計量は全てアメリカサイズです。

漬け込み液(11lb以下の七面鳥)
  • 水1ガロン
  • 醤油5オンス
  • 塩1/4 cup 
  • 砂糖1/4 cup 
  • 乾燥セージ大さじ1
  • 乾燥タイム大さじ1/2
  • 乾燥ベイリーブ2枚
ロースト前に七面鳥に塗るもの
  • 液状にしてある無塩バター大さじ4(面倒くさいので普通のマーガリンをとかさずにそのまま七面鳥に塗りたくりました)
  • 塩こしょう
その他
  • 2ガロンぐらい入る大きな容器(漬け込み液を混ぜるのに使います)
  • 七面鳥と漬け込み液を入れる頑丈なビニール袋(Hefty Slider Bags Jumbo 2.5 Gal.というのしか近所で見つからなかったのでそれを使ったのですが、七面鳥を漬け込む為のbrining bag というのがあるそうです)
  • アルミホイル
  • 七面鳥を乗せてオーブンに入れるラック
  • ラックに乗せた七面鳥を入れるオーブン用のバット
  • 七面鳥の足首をまとめるキッチン用紐
  • 調理用刷毛(溶かしたバターを塗る為のもの)
  • 肉の温度を計る温度計(これは絶対に必要ですが、バターボール・ターキーを使う場合には、出来上がるとポップアップする白いポッチが七面鳥に埋め込んであるので、温度計は必要ありません)
作り方
  1. 七面鳥を調理する前の晩に醤油液を作ります。大きなポットに漬け込み液の材料を混ぜ入れ塩と砂糖を完全に溶かします。首と内臓部分を取り除いた七面鳥を漬け込み液の袋に入れ、醤油漬け込み液をその上から注ぎます。一人だと難しいので、誰かに袋を持っていてもらうとやりやすいです。
  2. 袋の口をしっかりと閉じて冷蔵庫に入れ、一晩置きます。冷蔵庫の中で万が一液が漏れても大丈夫なように、大きめの漬け込み液を作った容器か七面鳥をローストする時に使う金属製の深い容器などに袋を入れておくと安心です。
  3. 次の日に、ローストする直前に七面鳥を冷蔵庫から取り出し、オーブンを425℉にセットします。ペーパータオルで表面の水分を拭きとります。深いオーブン用のバットにラックをセットし、ラックの上にアルミホイルを敷いたら、そこに適当に穴を開けます。
  4. 七面鳥の胸を上にしてアルミホイルを敷いたラックの上に乗せ、バター半分を塗り塩こしょうをし、両足首を縛ります。七面鳥を裏返しにして背中側を上にして、更にバターを塗って塩こしょうをし、オーブンに1時間入れます。
  5. 1時間したら七面鳥を取り出し、シリコン製の手袋等を使い火傷しないように気を付けながらあばらの中の空洞部分に溜まった液をこぼし、胸が上になるように七面鳥を裏返します。オーブンの温度を325℉に下げ、腿の一番深い所に肉用の温度計を刺してから七面鳥をオーブンに戻します。温度計が165℉から170℉になったら、オーブンから取り出します。
  6. 肉汁を充分に行き渡らせる為に七面鳥を30分間休ませてから、包丁を入れます。
オリジナルのレシピでは、七面鳥の温度が175℉に達したらオーブンから取り出すと書いてあったのですが、私がこのレシピを二度試した所、175℉では肉が少しパサついてしまうように感じました。アメリカ農務省によると165℉から170℉で七面鳥は調理できているということなので、165℉から170℉の方が、よりジューシーな七面鳥になると思います。



よかったらクリックおねがいします。 ↓こちらのクリックもおねがいします。
人気ブログランキングへ

にほんブログ村 海外生活ブログ ニューヨーク情報へ

2012年12月30日

ヒンズー寺院の地下食堂 (2)

久々に友人と南インド料理を堪能してきました。本当のヒンズー寺院の地下にある質素なカフェテリア(食堂)ですが、これがなかなか癖になります。本格的な各国の料理を安価に楽しめるのは、ニューヨークに住む醍醐味の一つです。

そこで食事をしている95%位はインド人です。たまに、私達のような異分子が混じっているのですが、特別にジロジロ見られたりする事はありません。

普通インド料理レストランで食べるのは、パンジャブ地方(北西部)の料理なのだそうです。南インド料理はそれとはかなり異なっています。インドは12億人以上の人びとが800以上の言語を話している広大な国なので気候や食べ物もそれぞれの地域で異なります。

インド料理なので、スパイスが効いていて辛いのですが、ベジタリアンなのでお腹いっぱい食べても後で胃がもたれないのが中年の私達には有り難いのです。左側のが友人が食べた Butter Paneer Masala Dosa、右側のが私が食べた Rava Masala Dosa です。

沢山メニューがあって、初心者は何を注文していいのか全く分からず大いに迷いますが、あれこれ質問すると、親切なインド人が丁寧に説明してくれたりします。


ドーサ (Dosa)というのは、クレープのようなパリパリの薄い生地で、そのまま焼いたり、それにスパイスを混ぜ入れたり、中にカレー味のジャガイモ等を包んだりします。必ずついて来るのが上の写真にもあるように緑色のココナツ・チャツネとオレンジ色のサンバールという野菜の辛いシチューのようなものです。このチャツネとサンバールにドーサをつけながら食べるのです。

私達は更にマサラ・ティーをオーダーしました。牛乳で煮出してあるここのマサラ・ティーは本当に美味しいです。たっぷりと砂糖を入れて、炎上している口の中を静めます。夏にはマンゴーアイスも美味しいです。

写真をみても分かるように高級レストランではありませんが、とても奇麗に掃除してあるし、寺院の地下だからか穏やかな雰囲気の流れている所です。バスも通っているようですが、フラッシングの奥まった所にあるので、車がないと行き辛いのが難点です。

45-57 Bowne Street,
Flushing, NY 11355
(718) 460-8493
Open 8:00 am to 9:00 pm daily



よかったらクリックおねがいします。 ↓こちらのクリックもおねがいします。
人気ブログランキングへ

にほんブログ村 海外生活ブログ ニューヨーク情報へ

2012年12月29日

どこかの教会かシナゴーグ

夫はユダヤ人として育てられ、ユダヤ人の親戚がいて、自分もユダヤ人としてのアイデンティティーを持っていますが、私達一家はシナゴーグに属していません。私はカトリックですが教会に行かないので、息子は自分の宗教のアイデンティティーを持っていないだろうと思います。

私は日本の一般的なアニミズムの中で葬式仏教徒として生まれ育ったので、宗教の概念のない生活を不自然だとも不健康だとも思いません。でもアメリカ人の夫は、子供に宗教の枠組みを与えないのはよろしくないと感じているようです。

それでは一体何処に行けば良いのかと考えると、これがなかなか難しい問題です。ユダヤ教のシナゴーグに属したいならば、私が日本人なので戒律が一番緩やかなリフォーム系のグループにしか属せないだろうと思います。

ただ、自らリフォーム系のユダヤ人として育った夫が言うには、リフォーム系の教えは余りにも水で薄められていて、宗教としては物足りなさを感じてしまうのだそうです。

私が勉強してユダヤ教に改宗すれば、もっと実質的なオーソドックス系のグループに入れる可能性もありますが、そのためにかなりの努力が必要です。生活をコーシャーに変えるのも私には出来ません。

そして、何よりもシナゴーグに属するのを躊躇するのは、年間費が少なくとも数十万円かかるからです。費用はシナゴーグによって異なり、裕福な地域では高く、そうでない地域では安い傾向にあります。ユダヤ教ではシナゴーグは独立していて、それぞれが独自にラバイ(聖職者)を雇ったり建物を維持しているので、会費なしではコミュニティーが存続できないしくみになっています。

ニューヨークのように土地が高く、裕福なユダヤ人が沢山住んでいる地域で、おそらく私達が属せるようなシナゴーグは皆無だろうと思います。更に、子供が13才になるとユダヤ教ではバー・ミズパというのを行い、盛大なパーティーでお祝いをするのですが、そのための費用も数十万円はかかります。そういう経験もさせてあげたいとは思いますが、今の私達の経済状況では手がでません。

夫は、ユニタリアン教会という宗教っ気が全く無い教会に一度足を運んでも良いのではないかと提案しています。マンハッタンのレキシントン・アベニューにもあります。一体宗教っぽくない教会というのはどういうものなのか、私には皆目見当もつきませんが、今度週末に行ってみようかと思っています。



よかったらクリックおねがいします。 ↓こちらのクリックもおねがいします。
人気ブログランキングへ

にほんブログ村 海外生活ブログ ニューヨーク情報へ

2012年12月27日

セクシーな名前の美味しいインスタント麺

タイのMAMAというインスタント麺のブランドは結構美味しいので、中国系スーパーに行くと幾つか買って来る事があります。先日フラッシングへ行った時に、インスタント麺売り場を徘徊していたら、MAMAの新製品を見つけました。ビーフ味とチキン味と2種類出ていたので、両方とも早速買って来ました。

べトナムのフォーという麺をインスタントにしたもののようです。買物をしている最中には、じっくりと袋を見なかったので見逃していましたが、写真をとっている最中に、漢字で書いてある商品名が妙にセクシーな事を発見。それぞれ「快熟鶏肉裸條」「快熟牛肉裸條」と書いてあります。


袋の後ろに書いてあった作り方の手順によると、器に移してお湯を注いで数分間待つというチキンヌードル形式のようですが、私はいつもの癖で鍋で作りました。

MAMAブランドのインスタント麺は、大抵スープベースに唐辛子が既に入っていて、そのまま作って食べても充分辛いのですが、この二種類のフォーは全く辛くありませんでした。べトナム料理店で食べるフォーと同じとは言えないけれど、かなり美味しいんでビックリしました。

アメリカでは、べトナム人人口がそれなりに多いので、フォーを食べさせる店もあちこちにあります。何処の店もべトナム人が経営しているようで、安くて美味しいのです。時々無性に食べたくなるので、一人でも食べに行ってしまいます。

数年前に日本で東南アジア系のレストランで友人と食事をしたのですが、やはりかなり割高だなと思いました。MAMAのインスタント麺は、フラッシングの中国系スーパーでは50¢ぐらいで売られています。日本で手に入れば、レストランで食べるフォーの代用になると思います。



よかったらクリックおねがいします。 ↓こちらのクリックもおねがいします。
人気ブログランキングへ

にほんブログ村 海外生活ブログ ニューヨーク情報へ

2012年12月25日

クリスマスには中華料理

多くの日本人は、たとえキリスト教ではなくてもクリスマスを特別な日とみなして、恋人と過ごしたり友達とパーティーをしたりして過ごすのだろうと思います。

キリスト教人口が多いアメリカでは、クリスマスは家族と過ごす日で、会社もお休みになります。日本で例えれば、お正月やお盆と似ています。クリスマスには、故郷に帰省するものなのです。

ユダヤ人の夫は、クリスマスは意地でも祝いたくないようです。子供へのプレゼントもユダヤ教の風習に則って、8日間に渡るハヌカにあげるので、クリスマスの日にプレゼントはあげません。

私自身はカトリックですが、それをサポートしてくれる家族やグループが近くにいるわけでもありません。ユダヤ人として育てられ、ユダヤ人の親類がいる夫の習慣に従った方が子供も何かに属している実感があるだろうと思っています。子供も我が家ではハヌカは祝うけれどもクリスマスを祝わないというのを最近では理解しています。

ニューヨークのような様々な宗教を持つ人達が暮らす大都会では、クリスマスの宗教的な意味合いが薄れているのも事実です。それでも世間でクリスマスだと大騒ぎしている時に、その日に何もしないのはちょっと寂しいのです。

アメリカに住むユダヤ人も大多数のキリスト教信者に囲まれて、昔からクリスマスを居心地が悪い日として過ごして来たようです。聞いた話によると、彼らにとってクリスマスは中華料理を食べて映画を見に行く日と相場が決まっているのだそうです。

必ずバラやかすみ草などの花があしらわれている
写真メニューが壁に掲げてあります。
商売熱心な中国人は、イラク戦争が始まって間もない頃、それをチャンスだと思ってバグダッドにいち早く中華料理店をオープンするような根性を持っています。アメリカのテイクアウト主体の中華料理店も、どんな休日でも祝日でも営業しています。

私達は今年のクリスマスをどう過ごすのか、まだ決めていませんが、おそらく映画でも見に行くのだろうと思います。






よかったらクリックおねがいします。 ↓こちらのクリックもおねがいします。
人気ブログランキングへ

にほんブログ村 海外生活ブログ ニューヨーク情報へ

2012年12月24日

ネットで眼鏡を入手

ある日、Firmoo.comという所からメールが来て、タダで処方箋の入った眼鏡を提供するので、それに関するブログを書いて欲しいという旨が書いてありました。

私は視力には恵まれていて、今までどんなに目を酷使しても視力が落ちる事などありませんでした。ところが最近は年齢のせいか、遠くが霞んで見えるようになって来て、数ヶ月前に産まれて初めて眼鏡を作った所でした。

小学生の頃から視力が悪くて眼鏡やコンタクトレンズなしでは殆ど何も見えない夫に「スペアーの眼鏡は持っていた方がいいから、タダなら作っておけば?」と言われたのですが「でも、本当にタダなの?後で莫大な金額を請求されるとか、クレジットカードからお金が知らないうちに支払われてるとか、そういうんじゃないの?」とも言われ、二の足を踏んでいました。

ネットで調べてみて、怪しくないというのを確認した後、オーダー作業に取りかかったら、面倒くさい事に視力の他に瞳の間の距離が必要だと言う事が判明しました。そんなの眼科では計ってくれなかったし、眼鏡屋に行った時もそんなのは聞かれませんでした。この問題は、別のサイトで瞳の間を計る物差しを見つけ解決しましたが、ちょっと不便だと思いました。

日本で眼鏡を作った事がないのですが、人の話によると、日本では眼鏡を一人一人に合わせて微調整をしてくれるとか… 私が眼鏡を買った眼鏡屋ではそんな事はしてくれませんでした。たしか、夫が眼鏡を買ったときもそんな丁寧な事はしてくれなかったと思います。

実際に眼鏡屋で眼鏡を試してみると、多くの眼鏡は少し右上がりだったり左上がりだったりします。一つ一つ試してみて、Mr.オクレみたいに曲がって見える眼鏡は没にしました。見た目だけでなく、痛くない、邪魔にならない事なども考慮すると、一つの眼鏡を選ぶのに結構時間がかかりました。

そういう経験があるので、ネットで眼鏡をオーダーするのは躊躇しましたが、何しろタダなので、思い切ってオーダーしてみました。自分では決して買わないようなデザインの物をあえて選び、数日したら本当に眼鏡が届きました。

心配していたようなMr.オクレ状態にはならず、とても軽い眼鏡なので、競歩をする時に便利に使わせてもらっています。

また、サイトを見て気がついたのですが、10ドル以下で買える眼鏡もあり、眼鏡屋で買うよりもかなり安いのは事実です。デザインが限られているのが難点ですが、非常用の眼鏡が必要な人や、緊縮財政で眼鏡に何百ドルも使いたくない方にはおすすめです。

調べてみたら、一番最初のオーダーが送料のみで眼鏡自体はタダになるというプログラムもあるようです。日本からのオーダーも$18.75の送料がかかりますが、可能なようです。英語のサイトなのですが、興味のある方はどうぞ。





よかったらクリックおねがいします。 ↓こちらのクリックもおねがいします。
人気ブログランキングへ

にほんブログ村 海外生活ブログ ニューヨーク情報へ