2012年3月14日

ジーンズの履き方

おそらく日本でも、ルーズにずり落ちたジーンズからトランクスやブリーフを見せているファッションが一部で流行っている事と思います。日本では腰パンもしくは腰履きと呼ばれているのをウィキで知りました。ヒップホップのファッションで、元々は囚人がサイズに合わないズボンを履かされていた所から始まったそうです。そうかと言って、こういうジーンズが安く買えるわけではありません。それどころか、腰履きスタイルがファッションとして定着した今では、それなりのブランドがあり、それなりの値段がします。

実は、他にもずり落ちたジーンズを昔から履いている人々が南部に見られます。主に太った白人の中年男性なのですが、彼らの場合、ずり落ちたジーンズから見えるのは、下着ではなくてお尻の割れ目です。勿論、ファッションでやっているのではなく、かっこいいわけでもなく、中年になって太って体型が崩れると、アメリカ人男性はこうなりがちなようです。脂肪分の多い料理が沢山あり、肥満率が特に高い南部ならではだろうと思います。

逆にジーンズがピチピチだと、カントリー歌手かホモセクシュアルのように見えてしまう事もあります。カントリー歌手もホモセクシュアルも別の意味で男という事を強調するので、どちらもピチピチの着こなしが好まれるのでしょう。ずいぶん以前ですが、ゲイに見えるのが嫌だという理由で、ジーンズを上まで引き上げず、わざとゆるめに履いている男性もいました。

アメリカは、ジーンズの国なので、年寄りも、子どもも、太っている人も、痩せている人も、ゲイも、ホモフォビアも、格好いい人も、不格好な人も、金持ちも、貧乏も、全てジーンズを履きます。これだけ広く愛用されている衣類なので、それぞれのライフスタイルに合わせて多様化しやすいのでしょう。



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