証券取引所があり、ウォール・ストリートもあるアメリカの経済活動の中心地であるニューヨークのダウンタウン地区が今回のように水没し、地下鉄も動かせなくなってしまうというのはかつてなかった事です。
気象学者によると、海水の表面温度が高くなっているので、これからも巨大化したハリケーン、季節外れのハリケーン、ブリザードがアメリカの東北部を襲う事は考えられると言う事です。今回のような「前代未聞」の被害は、また起るという可能性が十分にあるのです。
ハリケーン・サンディによる被害で、アメリカ人はいよいよ温暖化は本当に起っているという想定の元に都市計画を立てなければならなくなりました。地球温暖化に関しては、その真否を疑う人も多いようですが、運を天に任せて温暖化が起っていないと仮定する方がリスクが大きくなって来たようです。
オバマ大統領もロムニー候補も、地球温暖化に関しては一言も触れていません。環境保護のようなエネルギー業界を敵に回す事になりかねない話題は、選挙では命取りになる可能性が高いからです。しかも沿岸地域に住まない多くのアメリカ人にとって、地球温暖化は未だに他人事でしかありません。
今日の記者会見で、ニューヨーク州知事のクオモも市長のブルームバーグも、それぞれ地球温暖化に関して言及していたのは大変興味深いと思いました。サンディの被害状況が一段落したら、将来に向けて何らかの対策を立てなければいけないと言っていました。
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いつも楽しく拝見しています(o´・ω・`o)ノ゙。
返信削除個人的には、こういった行事はやったらよいだろうと思う者のひとりです。震災以降、「不謹慎」という理由であらゆる祭りや行事が中止になりました。直後でまだやることあるからとか、半年経っても死人が見つからないからとかそういう問題ではなく、暗いときだからこそ、はーっと明るくっていう気持ちで、やって欲しい気がしました。
NYCマラソンの事でしょうか?
削除ニューヨークでマラソンを開催する為には、コースの整備、車両通行止、巨大な電力、多くの警察官の動員などが必要です。今は、コースの整備をする人力は、ハリケーンの後かたづけに、車は麻痺した交通機関の穴埋めのために渋滞、停電している地域も多く、警官は作動しない信号の代りに交通整理などで人手が足りません。
物理的に無料なんです。それなのにマラソンを強行しようとして、市民から大きな反感を買ったのが中止の原因です。
市民の気持ちを明るくする為には、ハリケーンの次の日からDavid Lettermanという人が、深夜もトークショーを再開しています。