2011年11月1日

伴侶

友人が、大きな仕事の契約をする直前になって、契約内容に釈然としない所があったので、弁護士や親しい人々に聞いてみたら、その契約は胡散臭いので止めた方が良いという事になったという話を聞きました。ところが、その契約が怪しいかも知れないと最初に警鐘を鳴らしたのは、御主人だったのだそうです。

私も夫に仕事に関してあれこれ話を聞いてもらう事は、よくあります。夫は同業者ではないので、細かい仕事の事は話しても理解してもらえませんが、契約段階でのあれこれ、問題がこじれたときの対処の仕方など、一人で考え込んでいるよりも、誰かに話をするだけで、自分の気持ちの持ち様が変わって来る事もあります。夫は、私にとっては世の中で一番信頼できる人物だし、夫婦なだけに私と利害関係もほぼ一致しているし、いつも側にいるから話をしやすいし、私の一番醜悪な部分さえもよく承知しています。のろけるわけではありませんが、夫は片付けが下手で手際が悪いけれども、稀に見るモラルの高い人物だと思っているので、夫の意見を参考にする事はよくあります。

結婚する前は、夫婦というのがこんなに奥が深いものだとは、想像も出来ませんでした。結婚した時に「信頼できる人が側にいるというのは、とても良い事。おめでとう。」と言われた事があるのを今回思い出しました。こういう深い信頼関係が夫婦の核となる部分なんでしょうね。



よかったらクリックおねがいします。 ↓こちらのクリックもおねがいします。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 小説ブログ エッセイ・随筆へ

0 件のコメント:

コメントを投稿