2012年8月2日

ニューヨーク訛り

ニューヨークのマンハッタン以外の地域に住んでいると、強いニューヨーク訛りのある人に時々出くわします。マンハッタンに強いニューヨーク訛りの人がいないのは、マンハッタンの住人の殆どがニューヨークの外から移り住んで来たからなのだそうです。ブロンクスでも私の住むクイーンズでも、スタテン・アイランドでも隣の州のニュージャージーでもニューヨーク訛りを聞く事があります。

テレビや映画で面白おかしく誇張した表現がされるニューヨーク訛りですが、有名な所では、ロージー・ペレス、ダニー・アエロ、ウッディー・アレン、アル・パチーノ、ジョー・ペッシ、クリストファー・ウォーケン、テレビドラマ「ソプラノ」の俳優達が劇中でニューヨーク訛りを喋っています。

イタリア移民にニューヨーク訛りを話す人が多いようにも見えますが、それはイタリア移民がニューヨーク近郊に多かったからで、他の地域に住むイタリア移民に同様のアクセントはないようだし、ユダヤ系のウッディー・アレンにも南米系のロージー・ペレスにもニューヨーク訛りがある事から、やはりこれは地域的なもののようです。

ずいぶん以前に、息子の通う小学校の側にあるピザ屋に入った時、多分10代後半から20代前半の若い女性が
Whakkinda sowp do you have? (What kind of soup do you have? −スープというよりもスウップと言っているように聞こえる)
と言っているのを聞いて、思わず聞き耳を立ててしまいました。ニューヨーク訛りを話すのは大抵中年以上の人々なので、若い女の子からベタなニューヨーク訛りを聞くとは思っていなかったからです。

ニューヨークにはスノッブなイメージがつきまとい、実際にそういう鼻持ちならない人々は沢山ニューヨークに住んでいるのですが、それとは裏腹に、ニューヨーク訛りには暖かくて素朴な庶民のイメージがあります。

具体的にニューヨーク訛がとても強いロージー・ペレスのユーチューブビデオを貼ってあるので時間がある方は見てみて下さい。





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