スーパーボールの話題は、ゲームだけでなく、ハーフタイムショーやテレビコマーシャルにまで及びます。そのなかでも、物議を集めたのが、クライスラーがハーフタイムに使ったCMでした。クリント・イーストウッドが、しわがれた声で2分間の長いCMを淡々とナレーションしています。
ハーフタイムだ
ロッカールームにいるそれぞれのチームは、後半をどう戦うか話し合っている
アメリカも今がハーフタイムだ
人々は、失業し傷ついている
挽回するにはどうしたら良いか、考えている
そして、我々はみな恐れている
これはゲームじゃないんだ
デトロイトの人々には、こういう事がわかっている
彼らは殆ど全てを失いかけた
でも、どうにか持ちこたえて、車の街は又戦っている
たくさんの苦しい時代を見て来た
たくさんの下落があった
お互いに理解できない時もあった
一時は心を失ったかのように思えた
分離、不一致、そして非難が先を見えにくくしていた
でもその試練の後、正しい事の元に集まり、一つになった
何故なら、それが我々のやり方だからだ
苦しい時を生き残る方法を探し
もしもそれが見つからない場合には
自分達で方法を作った
いま大切なのは、なにが先にあるかだ
どうやって、後ろの方から出て行くか
どうやって、結束するか
そして、どうやって勝つか
デトロイトは、それができると我々に示している
彼らに当てはまる事は、我々にも当てはまる
この国は、一回のパンチでは倒れない
我々は、もう一度起き上がる
そしてその時に、世界は我々のエンジンの轟をもう一度聞く事になる
そうだ、アメリカもハーフタイムだこの、アメリカの愛国精神に満ちたようなCMは、共和党側から「オバマ大統領の選挙事務所からの宣伝のように見える」という事で、物議を醸し出しました。要するに、デトロイトの復活を宣伝する事は、アメリカの車業界の再編成を指示したオバマ大統領の業績の自画自賛ではないのか、という意味です。
後半戦が始まろうとしている
でも、年老いたタフなイメージのクリント・イーストウッドは、アメリカ人が考えるアメリカのイメージと重複するのでしょう。このCMは、多くのアメリカ人の心に響いたようです。
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