2012年10月18日

朝食

日本人には少し考え難いのですが、アメリカ人の朝食はかなりあっさりしていて、火を使わないのが一般的です。つまり調理を一切しないのです。暖かいものは、スイッチを入れて作るコーヒーぐらいのもので、大抵はコーンフレークのようなシリアルに牛乳をかけるか、出来合いの冷凍ワッフルをトーストする程度です。

家で全く朝食を取らずに、出勤途中にベーグル等を買い、会社の机でそれを勤務中に食べるという人もかなりいます。これを初めて見た時には、少々カルチャーショックを受けました。

アメリカでも1950年代ぐらいまでは、家庭の専業主婦が毎朝目玉焼きとベーコンやホットケーキ(パンケーキ)等をせっせと作っていたようですが、家庭の形態や雇用形態が変化するとともに、女性も働きに出る事が多くなり、朝食はどんどん簡素化されて行きました。

健康に対する懸念から、豚の脂肪から出来ているベーコンや、卵の黄身のコレステロールを毎朝食べないように気をつける人が増加した事とも関係していると思います。夫によると、1970年代頃までは、ベーコンを調理した際に出る油は体に良いと言ってそれを使って卵を焼いたりしていたそうです。

日本で最近話題になっているような、アメリカスタイルのパンケーキやオムレツを実際に家庭で作って食べる人はかなり少ないはずです。あれは、ゆっくり起きた休みの日にブランチとしてごくたまに外で食べるもので、一般のアメリカ人が日常的に食べている朝食ではありません。



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