2012年10月22日

チャリティーイベント

アメリカ癌協会が主宰する、乳がんの治療を支援するチャリティーイベントに行って来ました。私と夫と息子とでセントラル・パークを4マイル歩いて来ました。朝方は少し風が冷たかったので、私達は色々着込んで出かけたら、11時位までにはかなり暖かくなっていて、タンクトップ姿の人も見かけた程です。

私の内科医はかつて乳がんを患った事があるそうで、毎年10月になるとそのイベントにグループ参加しているのです。私自身歩くのは好きだし、毎年声がかかるので特別な用事がない限りは参加しています。

私の友人と夫の義理の姉も乳がん経験者で、それぞれ苦しい闘病生活を一時期送っていた事があります。幸い3人とも早期発見だったので、乳がんは完治しています。今では普通に働いて生活しているのを見ると、乳がんの宣告は必ずしも死刑宣告ではなくなったのだと実感します。

このように乳がんが早期発見され完治できるようになったのは、大勢の人の寄附により多額の研究費用が注ぎ込まれるようになったり、マモグラムを保険を持たない人にも行う努力をしてきたからです。

乳がん関係のイベントの先頭に立ち、寄附を多額に集め、乳がん治療に大きく貢献してきたのがコーメン乳がん基金という団体です。アメリカで最も信頼されている非営利団体と言われるそうですが、2012年1月にはその信頼に大きな傷がつきました。その後は方向修正したようで、これからも沢山の支持を受けて行く事は間違いないと思います。

アメリカ人が寄附を頻繁に行うのは、アメリカ人の気質というのもあるかも知れませんが、日本と異なり非営利団体に寄附した金額は税金の控除になるという事実もあります。全ての寄附した金額が控除として扱われるのではなく、細かい規定が色々とあるのですが、不動産を持つ人、家のローンを支払っている人、多額の寄附がある人は、この控除を受けるのに有利です。つまり、この控除はある程度の資産を持っている人にしか当てはまらず、借家に住んでいる人が100ドルの寄附をしたところで、その額は税金の控除にはなりません。

チャリティーは、とても意味がある事で私も自分の考えと同様のチャリティーは支援したいと思っています。でも貧しい人が国のシステムによってでなく、チャリティーによってしか援助を受けるられない国家は、先進国とは言えないと思います。



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