何十年か経ち日本の家庭料理のサイトを作っていて、その疑問がやっととけました。何故日本の砂糖(上白糖)とアメリカの砂糖(グラニュー糖)は違うのだろうと思ったのです。
アメリカに来たばかりの頃、スーパーで買う普通の砂糖がコーヒーに入れる砂糖みたいにサラサラなのに驚きました。日本でも、お菓子の原料にはグラニュー糖を使えとレシピには書いてありました。でも、私の実家はグラニュー糖なんて洒落た物を常備しているような家庭ではなかったので、コーヒーにもお菓子にも何にでもベタベタの上白糖のみを使っていました。
日本で普通に手に入るお砂糖(上白糖)は、日本でのみ使われていて、グラニュー糖の回りに「てんさい」から出来る糖液を吹き付けてあるのだそうです。グラニュー糖よりも水分を含んでいるのでしっとりとしていて、グラニュー糖よりもコクと甘みが強いということです。また「てんさい」から出来る糖分は、焦げやすい性質を持っている為に、焦げ目が欲しい場合には上白糖は重宝するのだそうです。
そもそも何故日本だけ、こんな面倒くさい事をして砂糖を作っているのか、私が読んだサイトには、良く分からないと書いてありましたが、おそらく日本の生産者を保護する為だろうと思います。
ウィキには、上白糖はグラニュー糖を更に細かくした caster sugar だと書いてありますが(それよりも更に細かい砂糖がパウダーシュガー)日本の砂糖生産者の話からすると、上白糖とアメリカの caster sugar は全く別物のようです。
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