今、広場で座り込みをしている人達の役割は、とにかく注目を集める事にあるのだろうと思いますが、その点からすれば、第一次段階は成功だと思います。アメリカ中に不満が募っているのは事実だし、それが吹き出した一つの形がティーパーティーであるように、また別の形で現れたのがこのウォールストリートの座り込みだと思います。不満を体現するだけの時間がある失業者が多いのもこれまた事実です。
アメリカの既に確立された社会構造は、中東の独裁政権や王制などよりも多角的で堅固です。これを揺さぶるのは並大抵の事ではありません。座り込みだけでは、何も変わらない事は明白です。この混沌の状態から組織化がはかれないと、そのうちに運動も消えてしまうか、どこかの既製団体に乗っ取られてしまうでしょう。ただ、とにかく何かをやり始め、状況が変わるまで動かないという人々の執念には敬意を表します。それだけ、アメリカには、まだ「自分達で変える事ができる」という希望のかけらみたいなのが残っているのでしょう。
これが今後どのように発展して行くかがわかりません。中東で、女性の権利を推進する団体と、イスラム教団体が結局は相容れないように、アメリカでも様々な団体は大きく異なる信条を掲げていて、それが今のようにずっと共存して行くとは思えません。以上のような理由で、今の所は私もこの運動を支持するかしないか、決めかねています。
今日10月5日(水)にはデモを、3時にはリバティープラザ、4時半には市役所で行うそうです。誰でも参加できるそうなので、興味があって参加できる方は、行って自分の目で見てみると良いと思います。おそらく今までで一番大規模なものになるのではないかと主催者側は言っていました。詳しい情報やその他の情報は、OccupyWallSt.org で得られます。
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