2011年10月11日

そろそろ終わりに近づいた野菜の配布

今年の春からCSAというものに参加しています。Community-supported Agricultureの略で、近郊の農場と季節契約で野菜を購入し、週に1回まとめて配布を受けるというシステムです。特別にCSAが有機農法で育った野菜以外には取り扱わないという決りがあるわけではないのでしょうが、多くのCSAが有機農法の農場と契約を行っています。

私はそもそも農薬や遺伝子操作の野菜が気になるタイプではないのですが、ある日、Supersize Meを見て、鶏の育ち方に恐れをなし、鶏はオーガニックではなくても、放し飼いでなければいけないと思うようになりました。ところが、本当に放し飼いで育った鶏を手に入れるのは、あり得ないくらいに難しいのです。コストコでオーガニックの鶏は売っているけれど、本当に放し飼いかどうかは怪しい所だし、高いし、第一タンパク質を毎日大量に摂取するアメリカ人の夫がいると、かないません。

何がきっかけだったか憶えていないのですが、近所でCSAを行っている事がわかり、反対していた夫に内緒で参加してしまいました。ところが、一番最初の配布で作ったサラダの美味しさに夫が気がついて以来、夫もCSAの野菜のファンとなっています。計算すると1日2ドルぐらいになり、高いと言えば高いのですが、こんなにおいしい野菜はレストランでも滅多に食べられるものではないと思うと、それだけの価値は十分過ぎるほどあると確信しています。オーガニックというのはもうボーナスみたいなものだと思っています。

また、野菜がとても美味しいと、今までのようにタンパク質を過剰に摂取しなくても、充分な満足感があるのです。

今まで見た事もないような野菜が配布されるのも、CSAに参加している楽しみです。夏前に平たいインゲンを配布されて、どうやって食べたら良いのかネットで検索した憶えがありますが、同じ物を逗子のキングストアーで見た時には驚きました。日本のごく普通のスーパーにも目新しい野菜がどんどん出ているんですね。

そろそろ10月の末頃で野菜の配布も終わりになるので、おいしい野菜に甘やかされた私は、これからどうしたらいいのか、少々途方にくれています。以前、オーガニックだから美味しいのかと思い、オーガニックの野菜を近所のスーパーやファーマーズマーケットで買った事があるのですが、それほど美味しいとは思いませんでした。CSAと一般的なオーガニックとその違いがどこにあるのか全く分かりませんが、味が違うのです。

私の所属しているCSAは、去年は秋冬の野菜配布をしていたようなのですが、今年はまだその連絡がありません。カボチャ類や根菜だけでもいいから、冬にCSAの野菜が手に入ると有り難いんですが。



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