私を含め多くの人は、マイケル・ジャクソンの音楽性は認めながらも、家の敷地内に遊園地を作ったり、ペットにチンパンジーを飼っていたり、エレファントマンの骨を入手しようと試みるような、かなりのキワものだと思っていたはずです。でも、裁判が進行する中で、様々な事が明らかになると、生前には公表されなかったスーパースターであるが故の一個人としての苦悩や葛藤などが垣間見られて、気の毒に思ってしまいました。
様々な証言を繋ぎあわせてみると、マイケルは、異常なほど少年のように細い体型を保つ事に執着していて、食事の量も厳しく制限していたといいます。経済的にも苦しくなって来た晩年、計画されていたツアーを成功させる事に対するプレッシャーはかなりのものだったようです。故障だらけの体、睡眠不足、金銭面でのプレッシャー、仕事のプレッシャーがマイケルを処方箋中毒のような状態に陥らせる原因となったようです。
おそらく、マイケルのマレイ主治医は有罪となると思います。もしも、マレイ医師がマイケルの言うように睡眠剤や精神安定剤を処方しなかったとしたら、おそらくマイケルは彼を解雇して、何でも言う通りに処方箋を出してくれるような別の医師を雇う事になったのでしょう。でも、それが患者の言うなりになって、患者を死亡させた事のいいわけになるはずがありません。
リサ・マリー・プレスリーは、かつてマイケル・ジャクソンと確か2年間程結婚していたのですが、二人の本当の関係は何なのかと詮索の的となりました。彼女は終始一貫して、マイケルは幼児性愛者ではなく、二人の結婚生活も普通で夫婦生活もちゃんとあったと言っていました。当時から私にはそれが嘘だとは思えなかったのですが、やはり真実だったのでしょう。一つだけ興味深いと思ったのは、何かのトークショーにリサ・マリーと母親のプリシラ・プレスリーが出た時に、プリシラが「マイケルは、キング(エルビスの事)の子供が欲しかったから、リサ・マリーと結婚したのよ。」と言っていた事です。
いくつか起った、未成年男子を性的にいたずらしたという訴えも、金銭に目のくらんだ保護者が思いついたでっち上げだったという可能性が強そうです。そういう面倒くさいネガティブな事柄に延々を時間を費やしつづけ、精神的なダメージを受けるのが嫌だったんで、金銭解決という事になったんでしょう。
そして、更に追い打ちをかけるようなのが、マイケルの死後に突然湧いて出て来たような芸能人のマイケル賞賛。死人に鞭を打つ必用もないけれど、いままで忌み嫌っていた人物に対して手のひらを返したように態度が変わってしまうのは、見ていてあまりいい気持ちがしません。
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