2011年10月24日

お子様仏教瞑想クラス

日曜の朝のお子様瞑想クラスに行って来ました。普通の建物の2階にあるセンターは、外見からは全くお寺という感じはしませんが、明らかにチベット仏教の一つの宗派の教えを広める役割を担っているようです。入るとセンターの左側が正面になっていて、蓮の花に座ったお釈迦様の像が中心に、その両脇にお釈迦様の像よりも小さな密教の仏像がいくつかひな壇に置いてあります。

実家の宗派が真言宗なので、祖母が祖父の命日には曼荼羅の掛け軸ようなものを飾り、お葬式では鳴りものが響き渡るキラキラな寺院で僧侶が「引導を渡す」儀式まで行うのを何度か見ている私にとっては、青い肌の仏様やら目が幾つもある仏様は、それほど異質には思えませんでした。

瞑想と言っても、実際に瞑想として座るのは5分〜10分ぐらいのものでした。来ていた子供の年令も、おそらく私の息子が一番年長で、他の子供達は4才か5才ぐらいのようなので、話を聞いている間も瞑想をしている間もじっとしているのが大変なので、殆どの時間はお供物の絵を描いたり、その宗派の教義に関する事でした。

実は私は、自分が仏教系幼稚園で学んでいたように、もっと一般的なお釈迦様に関する話を聞くのかと思っていたのですが、そうではありませんでした。個人的な感想としては、息子をあえてその宗派の仏教徒にするつもりもないので、そこの宗派の教義を教えてもあまり有益ではないかな、と思いました。

考えてみれば、このようなキリスト教系日曜学校のようなシステムは、教えを積極的に広めようというエヴァンジェリズムの精神が根底にあるのでしょう。それだけに、西欧には受入れられやすいのだろうと思いますが、私が体験として知っているオーソドックスな日本の葬式仏教とは大きな差があります。

私は仏教からユダヤ・キリスト教系の世界に入ったので、その世界観の違いには驚きましたが、西欧の一神教の宗教観から、どちらかと言えば一種の哲学とも言えるような仏教の世界に入る人々は、どのように感じるのか不思議に思います。

まあ息子は気に入ったようなので、しばらくは行かせても良いだろうとは思っています。ただ、私は帰依できそうもないので、ずっとそこで瞑想を続けて行くわけには行かないだろうから、他の所も探した方が良さそうです。ブルックリンに曹洞宗のお寺があって、そこで座禅会をしているようなので、今度は私がまず参加して子供が混じっても大丈夫かどうか偵察して来ようと思っています。



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