2011年10月17日

リンゴ狩り

日本にもあるのかもしれませんが、アメリカには Meetup(ミートアップ)という実際に会う為のグループを探すサイトがあります。ずいぶん前からいくつかのグループのメンバーではあったのですが、実際に寄り合いに顔を出した事はありませんでした。

数日前、子供連れでハイキング、キャンプ、などをするグループに参加し、土曜日はそのグループの人達とリンゴ狩りに行って来ました。ニューヨーク州の北部には、沢山のリンゴ園があるのは以前から知っていたのですが、近い所でもニューヨーク市から車で1時間半ぐらいかかるので、今まで行きたかったのですが躊躇していました。

実際に車で北上して行くと、ニューヨーク市から遠ざかるにつれて、どんどん紅葉が綺麗になり、都会から離れて行くのを実感しました。息子もその日に会ったばかりの子供達とすぐに打ち解け、リンゴを収穫したり、ラズベリーを取って食べたり、トウモロコシ畑の迷路で遊んだりと、一日中かけずり回って大喜びしていました。

農場には様々なリンゴの木があり、既に収穫が終わってしまった木もあれば、今が盛りの木もありました。しかもリンゴとは、こんなに沢山木になるものなのかと驚くくらいに枝に鈴なりで、地面にも沢山落ちているのです。木に登って、リンゴを取っては地面に投げ捨てている子供もいたので、全てが自然に落ちたリンゴではないのでしょうが、どちらにしてももったいないです。リンゴを加工してできるアップルサイダーやアップルドーナッツも農場で売っているのですが、いくらリンゴを使うといっても限度というものがあるのだろうと思いました。

考えてみれば、観光客がリンゴ狩りに行けば、わざわざ遠くから足代を使って来てくれて、一袋10ドルなどを払って自分で収穫してくれます。ところが、農場が収穫してそれを市場に出そうとすれば、収穫する労働賃金、農場からの輸送料もかかります。しかも農場からの卸値は店頭価格よりも遥かに低いのだろうだから、躾の行き届いていない子供にリンゴを地面に捨てて無駄にされるような損失があったとしても、農場としては観光客にりんご園を解放したほうが、実入りはいいのかもしれません。

不思議なのは、こんなに沢山のリンゴがニューヨーク州にはなっているように見えるのに、市内の八百屋やスーパーマーケットで売っているリンゴはワシントン州産や、南米産が多く、地元産はあまり見かけないのです。ニューヨーク産のリンゴは生産コストが高いために、遠くから輸送して来たリンゴの方が安くなるからなのでしょうか。



よかったらクリックおねがいします。 ↓こちらのクリックもおねがいします。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 小説ブログ エッセイ・随筆へ

0 件のコメント:

コメントを投稿