母の入居する老人ホームが鷹取山登山口の横手にあるので、面会に行った際に息子と登ってみてはどうかという考えがふと浮かびました。果してニューヨーク育ちで10分も歩くと文句を言う息子に2時間のハイキングは可能だろうかと懐疑的ではありましたが、本人が行く気十分だったので決行することとなりました。
途中、急な坂路あり、小さな澤あり、ちょろちょろ走るトカゲあり、大きな岩の斜面を伝って歩く鎖場ありと、ニューヨークでは体験できないようなちょっとした冒険に息子は大喜びで、途中で弱音を吐くどころか、あまりの楽しさにその後もう一度、鷹取山へ連れて行くハメになりました。
私の鷹取山の記憶は30年以上も前のおぼろげなものなのですが、たしか当時は鎖場などなかったし、頂上付近の風景もずいぶん異なっているように感じました。それでも、自分の子供時代を追体験できました。失った時間というのは、どこか甘美で淋しいものです。
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