2011年9月28日

謎の肉

戦中戦後の食べ物がない時でも、手段はどうであれ、私の曾祖父は必ず何かをどこかから見つけて来たので、一家がお腹を空かせる事はなかったと聞きます。これは、私の祖母が教えてくれたエピソードです。

ある日、曾祖父が私の祖母に、
「これから肉食うからみんなを呼んできな。」
と言って肉を醤油と砂糖の味付けで調理しだしたそうです。調理している時に、泡のようなものがブクブク出てきたのを見て、
「何、この肉?」
と祖母は聞いたそうです。曾祖父はただニヤニヤしているだけで、何も言わなかったのですが、肉を食べるのは久しぶりなので、ちょっと変だとは思ったけれど、みんな喜んで食べたそうです。

食べていると、ヤケに固いというかスジがあるような、噛むのが大変なような… 食べ終わった後で祖母が、
「ねえ、あの肉何だったのよ?」
と聞くと、曾祖父は、
「ニャ〜!」

↓よかったらクリックおねがいします。
人気ブログランキングへ

0 件のコメント:

コメントを投稿