2011年9月22日

自信とコミュニケーション

苦手だった近所付き合いや親戚付き合いが自然にできるようになっていて、今年の夏は我ながら驚きました。やってみればそれほど難しい事ではなく、ちょっとした会話が人間関係の潤滑油となるのです。

そして調子に乗って「若い人はコミュニケーション能力に欠けるよね。コミュニケーションとらないと損なのにね。」と友人に話したら、「それは若い人には自信がないからだよ。私もそうだったもん。」と鋭い指摘をいただきました。

人は人生のどこかで自信をつけなければいけません。自信は他人の評価とは全く関係なく、どんなに成功しても自信のない人がいる反面、どんなに失敗しても自信のある人もいます。自信がないと自分の言いたい事も躊躇して言えないので、当然コミュニケーションなどとれません。

私の劣等感は受験を通して染み付きました。日本の受験は学歴社会の優位に立つ事が本来の目的なのですが、自信を勝ち得るという隠れているけれど重要な側面があると思います。そんなちっぽけな劣等感はニューヨークで葛藤する日々の中で既に克服できたと思っていたのですが、何かに躓く度に心のどこかに住む否定的でオドオドした小さな自分が出て来ます。

だからと言って私も大人なので、家で布団を被って寝ているわけにもいきません。気乗りはしなくても、今日も5時起きして所属を考えているビジネスネットワーキングの会を視察してきました。20人程のメンバーがお互いに仕事を紹介しあう目的で、毎週決まった曜日の朝に顔を合わせるのですが、ここ数年の景気の後退によってどこのグループもメンバーの数は減っている様に思えます。

アメリカ人ばかりのビジネスグループで自分の仕事をアピールするのは簡単ではありません。私は日本語ではかなり上手にコミュニケーションがとれ、英語の能力も高いと自負していますが、それでも日本語で話すようには行きません。でもその逆に、例え英語の能力などあまりなくても、高いコミュニケーション能力で多くを乗り切ってしまう人もいるのです。やはり、自己評価の高さ、自信がコミュニケーション能力の高さに結びつくのでしょう。

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