2011年9月20日

息子とおばあちゃん

母が倒れてから7年になり、父が他界してからも既に5年になります。日本に帰省できるのも母が生きている間だけだろうと思うと、少々無理をしてでも毎年日本へ帰省するようにしています。

今年は東北の大地震あり、福島の原発事故あり、関東で高まった更なる大地震の可能性ありと、はっきり言って3月の時点では帰省にも躊躇しました。でも事態も落ち付きはじめ、私なりに資料も検討し、総合的に考えてみて帰省を取りやめるまでもないと判断しました。

母が元気だったらどんなだろうと考える事もありますが、もう既に起ってしまった事はいくら嘆いても時間が戻るものでもありません。母が生きている間に少しでも成長した息子の姿を見せたい、息子にもおばあちゃんを知って欲しいのです。また、私の夫は両親を早く亡くしているため、私の母が息子にとってはたったひとりの大切な祖母となります。

本来ならば、もっと自由に孫と遊んだりおもちゃを買ってあげたいのでしょうが、それができないのはもどかしい事だろうと思います。息子にとっても、なかなか会うことができないおばあちゃんに甘やかされる経験が持てないのは大きな損失です。それでも息子はおばあちゃんが特別な存在だという事を理解しているのか、それとも私に気をつかっているのか「おばあちゃんに会いたい」と言ってくれます。

また今年は息子に母が元気な頃の話をしてあげました。「おばあちゃんは、勇くんが産まれたばかりの時にニューヨークに来て、お風呂に入れてくれたんだよ。」と話すと、ちょっと間を置いてから「もっとおばあちゃんが好きになって来た。」と言ってくれました。

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